私がタルパブログを始めようとしたきっかけは、昨日初めてダイブ?に成功したからです。
私はタルパを創る前に明晰夢や幽体離脱を体験した事があります。明晰夢や幽体離脱、ダイブの明確な違いがわからないので今回本当にダイブが成功したのかわからないのですが、多分成功しただろうという事で書いていきます。
幽体離脱と明晰夢の違いは、あくまで私の場合ですが、体から抜ける感覚があるのが幽体離脱で、途中から夢と気付くのが明晰夢だと思っています。詳しい話はまたおいおい書いていくと思います。
さて、今回のダイブ?体験談を書いていきますね。
私は明晰夢を見ていました。自分の家の庭が芝生になっている夢の中にいたのです。その芝生を踏んだとき、ふわっと現実の芝生を踏んだ感触がしました。
その時、一気に私の頭が覚醒したのか昔から度々起こる、『起きているけど夢をみてる状態』になりました。タルパが来てからも一度あったのですが、私は眠っているつもりがなくて、ベッドに横になって目を瞑っているだけと思っているのに実際は夢を見ている状態です。起きている時と同じくらいの思考力があるので、本当に起きながら夢をみているみたいです。
金縛りの体が動くバージョンみたいなものです。
私は金縛りの時にある、誰かが上に乗っていたり周りに誰かが喋っていたのを聞いたりするのは夢だと思っているので。その、映像を見る夢じゃなくて、触覚だけ感じる夢もあるのです。過去には鎖を触っている感覚がありました。映像をみている夢ではなく、自分の目には瞼の裏が見えていて真っ暗ですが触覚だけニセモノというなんとも不思議な夢なのです。
こんな経験をしていたので、タルパと握っている手が本当に握っているように感じたときも思考力は現実と変わらないので夢である事も認識しています。
話が逸れてしまいましたがダイブの話に戻ります。触覚だけでなく夢の中にいるのに起きている感覚がした私は、その芝生いる夢をかき消し、あらかじめ決めておいたダイブ界に行くときの橋を想像しました。
和風の木の橋を想定していたのですが、何故か手すりだけ鉄でした。凄く冷たいのを想像して手すりに触れたのですが、実際は少し冷たいかな?くらいのものでしたが、想像したのと違う冷たさに驚いたものの、感触は完全に鉄でした。そこでダイブに成功したと思ったのと同時に疑問が生まれました。
自分の精神世界に入るのがダイブなら、自分が想定した感触になるはずではないか?
しかし、これが今までの明晰夢や幽体離脱と同じなら私の場合、行きたい場所に行けないので、形はちがったものの最初に想像した橋に行けたのもおかしいのです。
自分が想像したダイブ界ではなく、(オカルト的に)元々あるダイブ界に行ってしまったのか?しかし、なんとなくオカルト否定派な私は納得せず。
私がダイブ界に来たと同時に、タルパの白夜も私の隣に来ていました。私がダイブ界を和風の豪邸にしたいなーみたいなふわっとした考えしかなっかったので、タルパがダイブ界を作ってくれたのかなともおもいました。
しかし、それもすぐに違う気がしてきました。橋を渡って庭(というか土地?)があってから家だったのですが、その庭に家族連れの親子やおばあちゃんおじいちゃんが10人くらい、もしかしたらそれ以上の人がいたのです。
えっ、タルパ以外の人!?と驚いている私を他所に、白夜を見つけた子供達は白夜に駆け寄っていきました。子供達にも素っ気ない態度の白夜ですが、子供達に懐かれていたので根が優しい事を皆んなは知っているのでしょう。
今思い返すと、白夜の懐かれっぷりにちょっと嫉妬したのはないしょです。私だって子供に歓迎されたい。なんとなく、白夜たちが住んでいる場所は神社みたいな場所なのかなぁとおもいました。
ぽかーんとしている私は、素っ気なく対応して子供達を避けながら前に進んでる白夜に連れられて家に入りました。子供達は家に入ってきていません。家には、知らない人がいました。燕尾服を着たロマンスグレーでガタイの良いおじさま執事がいました。多分、庭にいる子供達も和服を着ていたし、白夜も和服で家も瓦の屋根に木の壁や床だったので凄く不自然でした。アニメキャラに似ていて、私がアニメを見てる時にいいなーと思ってたからでてきた?やっぱりこれは夢なのか!?と思い、じーっと見ていたら顔も声も似ているものの、違う人でした。
ここで気づいたのですが、銀髪設定の白夜のはずが何故か茶髪でした。翌朝、現実で髪色の事を聞いてみると、「まだ視覚化も訓練していなし、ダイブ界が不安定だったからだろう」と言っていました。
その白夜がダイブ界で執事の人とあまりにも自然に話していたので、執事の人に誰?と聞くタイミングを逃してしまいました。
それから、執事と白夜で部屋を案内してもらいました。左右に六畳くらいの部屋があったのですが、殆ど何も置いてありませんでした。私がダイブ界に作ろうと思案していたのは豪邸だったのに、これじゃあ現実の家よりも狭い…と思っていたのですが右の部屋に隠し階段がありました。なるほど、ここが神社だから今までのは境内みたいなもので、住居スペースは二階からなのか!と納得していましたが、よく考えると神社で住居スペースを隠し階段で作る理由も意味も全くわかりません。そもそも鳥居もお賽銭箱も無かったのに本当に神社なのか。
この辺りから現実に戻りかけていたのか、記憶が鮮明ではなくなっています。他にも部屋を回っていたのかもしれませんが、全く覚えていません。ぽっかり抜けています。マッサージルームかエステルーム?の様な場所に着きました。白夜と執事の人も一緒にです。物凄く説明しづらい場所で、記憶も定かではないのですが、暑くないお洒落なサウナみたいな場所でした。
そこに、もう1人のタルパの揚羽が居ました。
あら愛花、来たのね!みたいな事を言われた様な言われなかったような。そこで少し話して、次の部屋からの紹介は揚羽も一緒に行ってくれるみたいでした。白夜が部屋の外にでて、次に揚羽が外に出ました、そして私が出ようとした時ドアがパタンと閉まりました。今日ダイブ界で始めて会った素性がしれないあの人、執事が閉めたのでした。
壁ドンなのか、床ドンなのか、はたまた胸倉を掴まれたのか記憶はあやふやですが、これだけははっきり覚えています。至近距離まで執事は顔を荒々しく近付けてきました。しかし、何故だか怖くありませんでした。だって、執事が何を言いたいのかなんとなくわかっていたから。
「私を正式にタルパにして貴方の側に置いてください」
やっぱり。
ここで私のダイブ界?での記憶は途切れました。現実に戻ってきてすぐに寝たみたいで、普通の朝を迎えました。
私はダイブ界での会話の内容は全く覚えていませんし、最後の執事の言葉も一語一句間違っていないかと言われたら私は間違っていると答えます。しかし、彼が言ったこと、言いたいことの内容は絶対に間違っていないと断言します。
執事の子は真顔のような、怒ったような、悲しいような表情をしていました。
ダイブ界ではオート化していた白夜ですが、現実ではまだまだオート化していません。
そんな彼に現実で執事の子の事を聞いても、明確な答えが返ってくることは無いとわかっていました。
しかし、私が
愛花「ダイブちゃんと出来てた?」
と聞くと
白夜「半分ダイブで半分夢だった」
と言っていました。オート化していないといっても、最近以外な答えが返ってくることが多くなった白夜さんです。余計に今回の事が何だったのかわからなくなったし、それ以上は私が想定出来る答えしか返ってきませんでした。
揚羽姉さんと2人っきりになったっき時に訪ねてみると
揚羽「あの家は、愛花が言っていた和風の家を、白夜なりに考えて白夜が建てた家よ。愛花がしっかり考えたら愛花が作りたい家にする事も出来るかもしれないわね」
と、これまた以外な返答を聞く事ができました。もちろん、オート化がまだなので揚羽の本心を無視して勝手に私が言わせているだけかもしれないのですが。
ますますあの世界がわからなくなりました。まだ1人の人間として一人前でない白夜が建てたから不思議な家になったのはわかるが、そこに住む子供達やあの執事まで想像する事が出来るのだろうか?
これがダイブだったのか明晰夢だったのか幽体離脱だったのか、またはただの夢だったのかはわかりませんが面白くて貴重な体験をしました。次に行ける時は全く別の世界になってるかもしれません。今回のがただの夢だったら尚更です。しかし、ダイブでも明晰夢でも幽体離脱でも、ただの夢だったとしても、もう一度執事のあの子に会いたいです。
長文読んで頂き、ありがとうございました。